肺炎と入院の必要性
肺炎を患ったからと言っても、全員が入院するべきだと判断されるわけではありません。
入院の必要性があるのは、症状がかなり進んで、脱水症状などが起きているケースです。
症状が進むと熱が下がらず、汗もよくかくようになります。
このため体内の水分が足りなくなり、脱水症状へと発展してしまう場合があります。
さらに、高齢の人で定期的に病院に通うのが簡単ではない場合も入院するよう促されるでしょう。
肺炎を自宅療養で治すとしても、定期的な通院が求められますので、それが大変なのであれば、入院することも考えてみましょう。
その上、周囲に菌を拡散させる恐れがある場合は、自宅治療ではなく入院して治療することが多々あります。
高齢者や乳幼児など、急に体調が変わる危険がある人は入院する必要があるでしょう。
病院で過ごしていれば、体調が急に変わってしまっても、早い段階で対処してもらうことができます。
体力が少ない高齢者や乳幼児というのは、ほんのわずかな変化が直ちに死に至るということもないとは言えません。
入院しなくてよいと断言された場合以外、どちらでもいい場合は、入院して治療を行うほうが心配ないでしょう。
肺炎とは周囲に伝染してしまうことがある病気だということを自覚して、治療を始めましょう。
入院するしないに関係なく、まず第一に正確な症状や状況を見立ててもらうために、診察が必要です。
もしも入院することになったときは入院する日数については、多くが1週間半ほどから2週間半ほどとなっています。